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ぶつだん館 仏壇
 お仏壇の豆知識
     仏壇の意義

     限りない智慧と慈悲の仏さまに形を通して遇う事のできる場所、それが仏壇であり、家庭の浄化の中心、精神生活のより所、情操教育のより所となる所です。亡くなった人の家だとか、先祖の霊が宿っているなどと勘違いをしてはなりません。心静かに祈る、未来のあたたかい扉なのですから。

     仏壇と宗派

     以前は浄土真宗派は浄土三部を帰依とした本金塗り仏壇を、そして禅宗各派は落着いた桝造りのじみな仏壇が正統でしたが、現在ではそれ程の差異はなくなり、お祀りされる方の個性、好み、また安置する場所、お住まいの地域性等により、塗り本金仏壇から黒丹、紫丹等の唐木仏壇まで広くお祀りされています。

     家の新築と仏壇

     お住まいを新築される場合、ほとんどの方が地祭りをされると思います。また完成の時には住む前に先祖様である仏壇を納め神棚をもうけてお祀りをしてから入居されるべきだと思います。また、二年、三年先の完成記念の日に遅ればせの御入仏でも宜しいと思います。
     新築の時には、ぜひ仏間を設計の段階に入れて、準備しておけばあとで ”しまった” ということがありません。

     仏壇を安置するところ

     お仏壇は家の中で一番大切なものですから、なるべく家の中で「一番よい部屋」を、そして部屋の中心に近いほうがよいでしょう。風通しがよく湿気、日当たりの事を考慮して、毎日朝夕のお給仕のしやすい場所がよいでしょう。できれば南向き、または東向きに安置するのが最上ですが、今日の生活空間では以上の条件を満たす事は無理な面も多く、居間とか西向きに安置する家庭もふえてきました。理想はともかく、清潔でお給仕のしやすく、落着いた部屋ならどこでも宜しいのです。

     仏壇の飾り方

     仏壇の正面には、菩提寺の御本尊、宗派により両脇に宗祖さまや御脇仏などをまつり、その左右にご先祖さまのお位牌や過去帳を安置します。その前に茶湯器、香炉、燭台、花立仏器、供物台等を整え、お水、お茶、お燈明、お香、御飯は朝夕にそなえ、お花は枯らさないように注意しましょう。

     また、仏壇の構造は一様ではありませんが、すべて仏壇は浄土の姿を表すものですから、この仏壇に御位牌をおまつりすることは、亡くなられた霊が浄土に安らかに住まれる姿を示すものです。

 
 位牌と戒名の豆知識
     位牌のはじまり

     位牌は、むかし中国で故人の生前の宮位姓名を木牌に記してまつったという儒教のしきたりからきていると言われています。日本にはそのならわしが大陸文化と共に伝わり、仏教とむすびついて今日の型になったと言われています。位牌に戒名が記されているということは、位牌もまた戒名と同じように先祖や故人の象徴なのです。

     新しい位牌の儀式

     新しい位牌を設けたときは、故人に近い人々が集まって、菩提寺の住職さんに来ていただき、開眼法要といって、入魂のお経をあげていただくのがしきたりです。そうすることによって故人の霊が位牌に宿ります。

     位牌の安置

     仏壇の中心はご本尊です。ですから位牌は、最上段のご本尊より一段か二段下に安置するのがふつうです。どうしてもご本尊と同じ平面に安置しなければならない場合には、ご本尊より低い位牌を用意してください。

     戒名(法名・法号)のいわれ

     戒名の本来の意味は、生きている人が出家して仏門に入り、仏教の多くの戒めを守った者に与えられる名前のことです。しかし現代、一般の宗派では、亡くなった故人をたたえるために葬儀の前に住職さんに戒名(法名・法号)をつけていただき、故人の象徴としています。

     白木の位牌は49日まで

     葬儀のときに用意した白木の位牌は、もともと 「野位牌」 といって野辺送りにもちいる仮の位牌で、忌明の49日までのものです。この位牌は、49日の法要がすむと菩提寺の位牌堂に納め、黒塗りの礼位牌か、くり出し位牌又は唐木の本位牌にして仏壇へ安置します。